オランダの花やさん日記

オランダより『花のある暮らし』へようこそ! オランダと日本の美しい花のライフスタイルを綴ります。

花とピアノのコンサート、お待ちしています。

〜ご案内です〜(シェア歓迎)
Akané Collectiveによる春のコンサートのご案内です。

気持ちの良い季節です。
おだやかな春の土曜日の午後、皆様のご来場をお待ちしています。
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 『花とピアノのコンサート』
4月15日(土曜日)佐世保市島地町かのん[奏音]
開場14:00 開演14:30
一般2500円/中高生1500円
コロナ対応のため20名限定とさせて頂きます。

《 花とピアノがあなたの心にやさしく触れる時間 》
ヒームストラ舞(フラワー・アーティスト)と重松壮一郎(ピアニスト)が2020に結成したユニット「Akané Collective(アカネ・コレクティブ)」が、佐世保にてミニ・コンサートを開催。
花とピアノ、2つの異なるジャンルが有機的に絡み合い、ステージ上で融和します。
ひとしずくの音、ひとひらの花が物語る世界。あなたの感覚に反応し、いのちにつながるアートを、ぜひ体験してください!

お申込みはこちらからどうぞ

www.livingthings.org


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春のお花とごはん会

久しぶりに我が家でお花レッスンのご飯会でした。

こんなに美しい桜が入手したのはオランダではじめて!
桜、チューリップ(エンドレスラブ)、スイトピー、ライラックをモーブ色の素敵な花器に活けました。このガラス花器までついたレッスンができるのもお花大国ならでわ。

我が家でのお花会は日本語でゆっくり語らう時間でもあり、お花のレッスンもいつもよりゆっくり進めれるのが心地よい時間。
 花もどこにも無理のない自然な姿でただただ美しく、皆さんもとても美しい。
レッスン後は皆さんとお鍋を囲みました。
大学生の素敵な女の子も美味しいと満面の笑顔!
参加者の方がオランダで作ったお味噌を持って来て下さいました。
オランダでもこんな暮らしができると良いなと思う熟成された美味しいお味噌!
とても良い時間をありがとうございました!



次の我が家でのレッスンは5月です。
初めての方もお子様連れの方もどうぞお気軽にご参加下さい。
(案内が出来次第、受付も開始します。メッセージなどでも受付しておりますので、どうぞお問い合わせください。)
5月13日(土曜日)10時30分〜13時30分
6月17日(土曜日)10時30分〜13時30分
7月8日(土曜日)10時30分〜13時30分



〜ミモザの日は国際女性デー〜

3月8日、今日はイタリアではミモザの日。そしてミモザは国際女性デーのシンボルのお花です。今日は特別な日に連日、ご自宅へお花の講師として呼んで頂きました。

イタリアでは女性の強さや団結のシンボルであるミモザを贈り合う習慣があります。
参加者にもイタリアでミモザの日にパートナーからミモザを頂いたきっかけでミモザが好きになったとおっしゃった方もおられました。
オランダのルッテ首相は今日、イタリアのメローニ首相を訪問した際にミモザの花束を贈呈されてました。


ミモザもとても良い状態で入荷しとても素敵なミモザのリース、スワッグが出来上がりました。開催して下さったホストの方々、素敵な機会を作って頂きありがとうございました!


レッスン後には即席持ち寄りランチパーティーもはじまり、みなさんと乾杯、色んなお話を伺いました。赤ちゃんを抱っこしたり子供達に絵本を読んであげたり、私も至福のひととき!
アメリカ、ポーランド、ドイツ、ロシア、フランス、イギリス、タイ、香港と様々な国々で暮らし得た豊かな経験や知恵を今日もたくさん教えて頂きました!
世界を渡り歩いて来た皆さんの話ははいつも笑いあり、涙あり、たのもしくて元気をもらいます!


今日のオランダのニュースは国や民族、言葉、文化、経済、政治などを問わず女性達が達成してきた成果を認識する日という各国の運動、デモや取り組みが報道されていました。
中でもアフガニスタンの女子教育が中等部から無期限停止されたままの今日に胸が痛みます。抑圧の暴力の中で生きる事を強いられている多くの国々の女性の安全、平和を守るためにも声を上げ続けたいミモザの日。
今年の国際女性デーのテーマは『全てをデジタルに』ですが、オランダで暮らしていても言語や文化背景の多様な社会で生きていくにも、デジタルを教育に積極的に取り組んで平等な社会環境を作っていくべきだと言われています。

ジェンダーギャップ指数の低い日本は146カ国中116位、これまで築いてきたテクノロジーも細やかで丁寧な国民性もこの数字ではもう、世界には置いてきぼりで、もったいない!
早く目を覚まし上位へ上がれるようなんとかすべき数字です。

まずは女性議員をどんどん増やし女性の声が政治に届くよう、そしてそんな政治に女性が賛同する未来を期待し春の統一地方選挙に注目します。
国際社会に生きる日本人として、どうか日本のジェンダー指数が上がるよう頑張ってほしいミモザの日です。

 




オランダ人はスケート好き


オランダで馴染みある庶民的なスポーツといえばスケートでしょうか・・・
冬、運河が凍れば大人も子供もみんな、マイスケート靴持って外へ飛び出していきます。
街の大きな広場に氷がはられ、あっという間に数日だけのスケート場ができます。


しかしながら近年、暖冬で運河が凍ることも稀、なかなか滑る機会がありません。
70年代生まれくらいの人までは、全員滑れるのではないかなと思うほど、庶民的なスポーツなんですが、もう我が子達の未来はそうでもなさそうです。


冬休み、春休みなど、スケート場ではボランティアの方々が子供達にスケートを教えて下さるというので参加してきました。
スケート大好きなおじいちゃん、おばあちゃん、現役で活躍中の若い選手達が、はじめての小さな子供、すってんころりん、つるつるころりんな子供達を優しい声で助けて下さる姿はなんて微笑ましいのでしょう!
我が子もはじめてオランダに来た冬、想像以上に難しいスケートに転んで泣いてた所、見ず知らずのおじさんやおばさんが優しく手を引いて教えて下さった事を思い出しました。


自然環境が変わって庶民的なスポーツからかけ離れてしまう運命なのかもしれませんが、とっても気持ちよくて、冷たい風さえも気持ち良く、体も心もぽかぽかと温かくなります。
もっと滑れるようになって、いつか北欧の美しい自然の中でスケートできる日が来たらいいな〜
オランダの高齢者の方々はみんな本当にスケート上手!
自転車で鍛えた体でスケートされる姿はとても綺麗!

お友達と手を繋いで滑る、素敵な冬の思い出です。

 

春のレッスン(日本)まであと1ヶ月

〜レッスン案内(日本)〜

春のレッスン(日本)出発まであと1ヶ月となりました。
桜に会えるかな、日本への出発を楽しみにしています。

アトリエ(旧オランダの花やさん)会場でのレッスンがもしかしたら今回で最後になるかもしれません。思い出の多い私のホームでのレッスン会場がなくなるのはとてもさみしいですが、皆さんと春のお花で良い会で終えていきたいと思います。

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『皆さまへご相談です。』
この後は移動レッスン(私が会場へ出向いて行うレッスン)でお花の時間を作っていけたらと思っています。カフェやご自宅でレッスンができそうな場所がありましたら是非、お声かけください。(8名〜20名くらいが希望です。)
(お花とランチ)(アロマとお花)(お話会とお花)(ヨガとお花)などコラボでのレッスンも楽しそうです。
何かできそうな事がありましたら是非、お声かけください。よろしくお願いします。
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『春のレッスンお申込み』
レッスンのお申込みはホームページ(コメント欄のリンクよりご覧ください。)メッセージ、コメントでも大丈夫です。
春休みにお子さんやご家族と是非、豊かな時間を過ごしにいらして下さい。お子様連れの方も、はじめての方もどうぞお待ちしています。
オランダからもたくさん雑貨を持っていく予定です。
どうぞお楽しみに!
まだまだ寒いオランダですが少しずつ日がのび、春へ向かっております。皆さんと春の再会を心から楽しみにしています!
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クラス状況は以下の通りです。(2月28日)
●3月31日(金)有田(ギャラリー花伝)午前・午後クラス(午前空き3名-午後満席)
●4月1日(土)佐世保(オランダの花やさんアトリエ)午前
●4月2日(日)佐世保(オランダの花やさんアトリエ)午前
●4月4日(火)西海町(フェアートレードカフェパオ)午前(ランチ付き)
●4月11日(火)佐世保(弓張の丘ホテル)午前(ランチ付き)
●4月14日(金)佐世保(阿弥陀寺)午前(残り2名)



お申込み、詳細はこちらから↓
オランダの花やさんホームページ











早春の花達(オランダ)

オランダの気温は今朝、マイナス1度、日中でも5度の冷たい春。
でも黄色の花が咲けばもう春!
クロッカス休暇でお休みの娘も隣で、『春がきた〜春がきた〜』と歌ってます。



『春がきた』を二人で歌いながら歩く散歩ほど、幸せなものはありません。
海外で暮らしていると日本語で、日本の歌を歌うという事が稀で、
娘とこうして歌うと、どこにいるのかはすっかり忘れ二人の平和な世界の中に。
散歩道に咲く花について、その美しさについて語りあいます。

今日は今年1番の原種のひとつ、水仙(ブルボコディウム)Narcissus bulbocodium,
モロッコ、北アフリカ、スペイン、ポルトガル原産が咲いてました。


そして今年も私の大好きなミニアイリス、Iris reticulata  も咲き始めました。
パレスチナ、トルコ、イラン、ロシア、コーカサス地方の高山植物。和名は小町菖蒲、アイリスはギリシャ語の虹という意から呼ばれています。
この美しい模様にじっと見入って飽きることありません。

クロッカスが咲く頃の春休み、今年もたくさんクロッカスが咲いています。
どの花見ても綺麗だな〜というのはチューリップだけではありません。
この球根王国オランダはこれから次々と春の花を咲かせていきます。

なんて、綺麗な人、白いクロッカス。


 






今日はあれから1年・・・

〜ロシアのウクライナ侵攻から1年〜


まさかこんな事がはじまるとは思いもしなかった1年前、ウクライナをはじめロシア、そして世界中の人が何かしらの影響を受けた1年が過ぎようとしています。
私個人も、この戦争で仕事もあちこち停滞し、国際間の航空チケットも高騰しコロナ前とすれば2倍、いよいよ音を上げてしまいます。
家族4人で帰国となると80万〜100万の渡航費・・・・そして渡航に費やす時間も2倍〜3倍かかるようになりました。
物価、燃料、光熱費もうなぎのぼり、いかに節約するかが話題の中心になり、街中に行くとフードバンクなどの食の提供を受けている人を多く見るようになりました。

オランダの子供ニュースではウクライナから避難してきた人達が、ぜレンスキー大統領のスピーチに涙し、悲しみを共にする集会が今日は行われていました。
避難してきた250人対象のアンケートによると3割はオランダに残りたい(家族単位で避難してきた人の割合が多い)、3割はわからない、残りは早く国に帰りたい(戦場で戦う家族がいる人の割合が多い)という事でした。

オランダはどこの政党もウクライナを支援しています。昨日もオランダのルッテ首相はゼレンスキー大統領を訪問し国として支援、更に武器をウクライナへ提供していくことを約束しました。
軍事費も上り攻撃に備えての兵器、訓練のニュースも流れています。
誰もが『戦争なんか、反対』と思っていても、ウクライナ支援が強いので戦争反対のアクションを見ることはありません。

卵は週に1パック、バターもチーズもパンも減らして、食卓のおかずを一品減らし、寒い中いかに暖房をつけないで過ごすか、学校でも暖房をつけない金曜日を作ろうという取り組みが始まったり、あれから1年、気がつくと私たちもみんな戦争の中にいることに気づきます。


ご近所さんにこんな可愛らしいものが出来上がっていました。
何だと思いますか?
『ご近所さんのために』と提供されているミニフードバンク。
お家で余っている食品や日用雑貨、ジャムやお茶など自由に持ち帰ってください。という棚をご近所さんが自分で設置されているものです。

避難してきている人達を戦争の影響で貧困に直面している人への温かい救いの手が見える形で素敵。

でもこれがあれから1年の悲しい現実です。








ゆっくり観察の日曜日

日曜の朝、久しぶりに娘のティネケも一緒に市場へ


まだまだ小さい頃、お人形を抱えて台車に乗ってた頃からするとかなり大きくなりました。
市場の人からも『お姉さんになって!アルバイトに来る?』

ゆっくり二人で植物のコーナーも観察。面白い葉っぱの作りや不思議な色に魅了され、『わ〜ママ見て〜』感激し自ら写真を撮ってます。


アネモネの美しさに驚くティネケ、この驚くティネケを楽しむ私。
私も同じような子供だったと思い出します。


植物の作り、葉っぱの形、蕾の姿、立ち姿、表情、花の色と美しさもそれぞれの特別な生命に驚き、感動する心に満たされてました。ゆっくり立ち止まり感じることから。ひとつひとつ好きなものに出会いその関係を育てていく。

感性は生まれた時から揃ってるけれど、感性を楽しむ力をたくさん育ててあげたいな。




レッスンレポート『ミモザリース』


待ちに待ったミモザの季節がやってきました!
今年も無事にイタリア産の美しいミモザが入荷しミモザリースのレッスンが始まりました。
一年に一度の限られたシーズンもののため、仕入れもリスクが大きくて毎回、ハラハラ。
咲きすぎも、蕾の多いものもNG、あああ今年はサイズもバッチリ!



花の卸の方にも自信がないと言われながらも、こんなに綺麗なものをご用意してくださり、お礼のメールを書きました。
今年は一番、最適な状態で入荷できたと思います。


レッスンでは初めての方もたくさんおられましたが出来上がりはどれもみんな違って、それぞれにとても素敵でした。皆さん、とても喜んでくださったようでした。レッスンの後は別れ難いほど、皆さんの笑顔が素敵、今回も素敵な方々にお会いできて心はずみました。


ミモザは可愛らしくて満面の笑みにしてくれる素敵な木の花です。
夏から小さな蕾をつけて春がくるのをじっと待って咲いていく姿に心打たれます。
あんな蕾をこんなに黄色の花いっぱいにしてくれるなんて!
ご参加頂いた皆様、素敵な時間をありがとうございました。

来月は我が家で(3月11日土曜日)『初心者向けの花生け』、お花を長く楽しむ方法やお家での簡単なお花の生け方などをお伝えしていきます。
レッスンの後はゆっくりお昼ご飯を食べて行ってください。お子様連れも歓迎です。

詳細はこちらから
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レッスン案内(オランダ)

www.oranda8783.net

 






 

〜オランダからトルコ・シリア地震の募金活動の様子〜

オランダでは昨日、トルコ・シリア地震を支援するキャンペーンが大々的に行われました。

 


『Giro555』という名前でキャンペーンは行われれていますが日本でいう『愛は地球を救う24時間』的なものに近いかな・・・赤十字やユニセフ、教会、避難団体、セーブザチルドレン、他にもたくさんの団体が一緒になり、テレビ、ラジオ、ネットで募金活動を行います。

子供達はペットボトルを回収し寄付、フリーマーケット、お菓子販売、トルコ国籍オランダ育ちの子供達も中心となり学校で募金マラソンを行ったり、国民一丸となってトルコ、シリアのために!というニュースで溢れていました。

このキャンペーンでユニークな取組は、『Giro555』に電話すると芸能人や有名人、いろんな著名人が電話窓口で自ら電話を受けてくれるのです。(上記の写真は電話を受けている著名人)その様子や著名人のインタビュー、エピソードが一日中報道され、あらゆるメディアでいろんな募金のアクションが行われ続けました。

(著名人がボランティアで率先して社会貢献してくれるのは素敵!)

昨日のアクションで集まった寄付金はなんと、日本円で120億円超え!(オランダの人口は日本の7分の1、日本でこの募金が集まれば840億円を集めたことになります。)


戦争、地震と大変な世界情勢に我が子も心配で眠れなかったりするほどですが、
目に見える形ではっきりと手を差し伸べる人達の姿に希望を感じます。
出来ることは小さくてもいろんなアクションが起きたら、それが幾つも集まったら大きなムーブメント、そして助け合う精神が築かれていきます。
疫病、戦争、災害とグローバルな危機を人類愛で助け合う時代です。