オランダの花やさん日記

オランダより『花のある暮らし』へようこそ! オランダと日本の美しい花のライフスタイルを綴ります。

春のレッスン(日本)まであと1ヶ月

〜レッスン案内(日本)〜

春のレッスン(日本)出発まであと1ヶ月となりました。
桜に会えるかな、日本への出発を楽しみにしています。

アトリエ(旧オランダの花やさん)会場でのレッスンがもしかしたら今回で最後になるかもしれません。思い出の多い私のホームでのレッスン会場がなくなるのはとてもさみしいですが、皆さんと春のお花で良い会で終えていきたいと思います。

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『皆さまへご相談です。』
この後は移動レッスン(私が会場へ出向いて行うレッスン)でお花の時間を作っていけたらと思っています。カフェやご自宅でレッスンができそうな場所がありましたら是非、お声かけください。(8名〜20名くらいが希望です。)
(お花とランチ)(アロマとお花)(お話会とお花)(ヨガとお花)などコラボでのレッスンも楽しそうです。
何かできそうな事がありましたら是非、お声かけください。よろしくお願いします。
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『春のレッスンお申込み』
レッスンのお申込みはホームページ(コメント欄のリンクよりご覧ください。)メッセージ、コメントでも大丈夫です。
春休みにお子さんやご家族と是非、豊かな時間を過ごしにいらして下さい。お子様連れの方も、はじめての方もどうぞお待ちしています。
オランダからもたくさん雑貨を持っていく予定です。
どうぞお楽しみに!
まだまだ寒いオランダですが少しずつ日がのび、春へ向かっております。皆さんと春の再会を心から楽しみにしています!
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クラス状況は以下の通りです。(2月28日)
●3月31日(金)有田(ギャラリー花伝)午前・午後クラス(午前空き3名-午後満席)
●4月1日(土)佐世保(オランダの花やさんアトリエ)午前
●4月2日(日)佐世保(オランダの花やさんアトリエ)午前
●4月4日(火)西海町(フェアートレードカフェパオ)午前(ランチ付き)
●4月11日(火)佐世保(弓張の丘ホテル)午前(ランチ付き)
●4月14日(金)佐世保(阿弥陀寺)午前(残り2名)



お申込み、詳細はこちらから↓
オランダの花やさんホームページ











早春の花達(オランダ)

オランダの気温は今朝、マイナス1度、日中でも5度の冷たい春。
でも黄色の花が咲けばもう春!
クロッカス休暇でお休みの娘も隣で、『春がきた〜春がきた〜』と歌ってます。



『春がきた』を二人で歌いながら歩く散歩ほど、幸せなものはありません。
海外で暮らしていると日本語で、日本の歌を歌うという事が稀で、
娘とこうして歌うと、どこにいるのかはすっかり忘れ二人の平和な世界の中に。
散歩道に咲く花について、その美しさについて語りあいます。

今日は今年1番の原種のひとつ、水仙(ブルボコディウム)Narcissus bulbocodium,
モロッコ、北アフリカ、スペイン、ポルトガル原産が咲いてました。


そして今年も私の大好きなミニアイリス、Iris reticulata  も咲き始めました。
パレスチナ、トルコ、イラン、ロシア、コーカサス地方の高山植物。和名は小町菖蒲、アイリスはギリシャ語の虹という意から呼ばれています。
この美しい模様にじっと見入って飽きることありません。

クロッカスが咲く頃の春休み、今年もたくさんクロッカスが咲いています。
どの花見ても綺麗だな〜というのはチューリップだけではありません。
この球根王国オランダはこれから次々と春の花を咲かせていきます。

なんて、綺麗な人、白いクロッカス。


 






今日はあれから1年・・・

〜ロシアのウクライナ侵攻から1年〜


まさかこんな事がはじまるとは思いもしなかった1年前、ウクライナをはじめロシア、そして世界中の人が何かしらの影響を受けた1年が過ぎようとしています。
私個人も、この戦争で仕事もあちこち停滞し、国際間の航空チケットも高騰しコロナ前とすれば2倍、いよいよ音を上げてしまいます。
家族4人で帰国となると80万〜100万の渡航費・・・・そして渡航に費やす時間も2倍〜3倍かかるようになりました。
物価、燃料、光熱費もうなぎのぼり、いかに節約するかが話題の中心になり、街中に行くとフードバンクなどの食の提供を受けている人を多く見るようになりました。

オランダの子供ニュースではウクライナから避難してきた人達が、ぜレンスキー大統領のスピーチに涙し、悲しみを共にする集会が今日は行われていました。
避難してきた250人対象のアンケートによると3割はオランダに残りたい(家族単位で避難してきた人の割合が多い)、3割はわからない、残りは早く国に帰りたい(戦場で戦う家族がいる人の割合が多い)という事でした。

オランダはどこの政党もウクライナを支援しています。昨日もオランダのルッテ首相はゼレンスキー大統領を訪問し国として支援、更に武器をウクライナへ提供していくことを約束しました。
軍事費も上り攻撃に備えての兵器、訓練のニュースも流れています。
誰もが『戦争なんか、反対』と思っていても、ウクライナ支援が強いので戦争反対のアクションを見ることはありません。

卵は週に1パック、バターもチーズもパンも減らして、食卓のおかずを一品減らし、寒い中いかに暖房をつけないで過ごすか、学校でも暖房をつけない金曜日を作ろうという取り組みが始まったり、あれから1年、気がつくと私たちもみんな戦争の中にいることに気づきます。


ご近所さんにこんな可愛らしいものが出来上がっていました。
何だと思いますか?
『ご近所さんのために』と提供されているミニフードバンク。
お家で余っている食品や日用雑貨、ジャムやお茶など自由に持ち帰ってください。という棚をご近所さんが自分で設置されているものです。

避難してきている人達を戦争の影響で貧困に直面している人への温かい救いの手が見える形で素敵。

でもこれがあれから1年の悲しい現実です。








ゆっくり観察の日曜日

日曜の朝、久しぶりに娘のティネケも一緒に市場へ


まだまだ小さい頃、お人形を抱えて台車に乗ってた頃からするとかなり大きくなりました。
市場の人からも『お姉さんになって!アルバイトに来る?』

ゆっくり二人で植物のコーナーも観察。面白い葉っぱの作りや不思議な色に魅了され、『わ〜ママ見て〜』感激し自ら写真を撮ってます。


アネモネの美しさに驚くティネケ、この驚くティネケを楽しむ私。
私も同じような子供だったと思い出します。


植物の作り、葉っぱの形、蕾の姿、立ち姿、表情、花の色と美しさもそれぞれの特別な生命に驚き、感動する心に満たされてました。ゆっくり立ち止まり感じることから。ひとつひとつ好きなものに出会いその関係を育てていく。

感性は生まれた時から揃ってるけれど、感性を楽しむ力をたくさん育ててあげたいな。




レッスンレポート『ミモザリース』


待ちに待ったミモザの季節がやってきました!
今年も無事にイタリア産の美しいミモザが入荷しミモザリースのレッスンが始まりました。
一年に一度の限られたシーズンもののため、仕入れもリスクが大きくて毎回、ハラハラ。
咲きすぎも、蕾の多いものもNG、あああ今年はサイズもバッチリ!



花の卸の方にも自信がないと言われながらも、こんなに綺麗なものをご用意してくださり、お礼のメールを書きました。
今年は一番、最適な状態で入荷できたと思います。


レッスンでは初めての方もたくさんおられましたが出来上がりはどれもみんな違って、それぞれにとても素敵でした。皆さん、とても喜んでくださったようでした。レッスンの後は別れ難いほど、皆さんの笑顔が素敵、今回も素敵な方々にお会いできて心はずみました。


ミモザは可愛らしくて満面の笑みにしてくれる素敵な木の花です。
夏から小さな蕾をつけて春がくるのをじっと待って咲いていく姿に心打たれます。
あんな蕾をこんなに黄色の花いっぱいにしてくれるなんて!
ご参加頂いた皆様、素敵な時間をありがとうございました。

来月は我が家で(3月11日土曜日)『初心者向けの花生け』、お花を長く楽しむ方法やお家での簡単なお花の生け方などをお伝えしていきます。
レッスンの後はゆっくりお昼ご飯を食べて行ってください。お子様連れも歓迎です。

詳細はこちらから
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レッスン案内(オランダ)

www.oranda8783.net

 






 

〜オランダからトルコ・シリア地震の募金活動の様子〜

オランダでは昨日、トルコ・シリア地震を支援するキャンペーンが大々的に行われました。

 


『Giro555』という名前でキャンペーンは行われれていますが日本でいう『愛は地球を救う24時間』的なものに近いかな・・・赤十字やユニセフ、教会、避難団体、セーブザチルドレン、他にもたくさんの団体が一緒になり、テレビ、ラジオ、ネットで募金活動を行います。

子供達はペットボトルを回収し寄付、フリーマーケット、お菓子販売、トルコ国籍オランダ育ちの子供達も中心となり学校で募金マラソンを行ったり、国民一丸となってトルコ、シリアのために!というニュースで溢れていました。

このキャンペーンでユニークな取組は、『Giro555』に電話すると芸能人や有名人、いろんな著名人が電話窓口で自ら電話を受けてくれるのです。(上記の写真は電話を受けている著名人)その様子や著名人のインタビュー、エピソードが一日中報道され、あらゆるメディアでいろんな募金のアクションが行われ続けました。

(著名人がボランティアで率先して社会貢献してくれるのは素敵!)

昨日のアクションで集まった寄付金はなんと、日本円で120億円超え!(オランダの人口は日本の7分の1、日本でこの募金が集まれば840億円を集めたことになります。)


戦争、地震と大変な世界情勢に我が子も心配で眠れなかったりするほどですが、
目に見える形ではっきりと手を差し伸べる人達の姿に希望を感じます。
出来ることは小さくてもいろんなアクションが起きたら、それが幾つも集まったら大きなムーブメント、そして助け合う精神が築かれていきます。
疫病、戦争、災害とグローバルな危機を人類愛で助け合う時代です。

〜オランダのモンテッソーリ小学校の対応〜

オランダのモンテッソーリの小学校に通う3年生のティネケ、最近学校で何となくうまく行ってない様子・・・・
大の親友が引っ越して数ヶ月、彼女のいない寂しさをうめる友達もなかなか見つからず、ため息ばかり。
昨夜、そんなティネケの様子を担任の先生に知らせました。

朝から『先生と今日は話し合ってね、きっと相談にのってくれるから。』と送り出しました。

帰って来たティネケの表情は少し晴れて、何が起きたかすぐ話してくれました。
先生はティネケと話し合った後、隣の先生に相談し、ティネケに一緒に学び合う仲間がいないとすぐに動いて下さったそうです。

ティネケの通うモンテッソーリーの小学校では勉強するパートナーがあちこちいて、
例えば、音読の時間は文字が読める子と読みはじめたばかりの子がセットになって教え合う。
算数も同じくらいのレベルの子同士で問題を出し合い学びあう。
教えあい学び合うというモンテッソーリーの精神で毎日勉強しています。

縦割りクラスで日本の小学1年生から3年生が混同クラスになっていて、いろんなレベルに分かれ、それぞれのスピードで勉強しています。隣の子は算数、そのお隣は国語、また隣の子は英語というように自分で勉強の順番も容量も毎日決めて進める。
なかなか日本の教育からすると想像できませんが、公文式のようなイメージ?!

そんなもんだから、先生方のスキル、対応がぶっ飛んでます。
子供が学びたいというモチベーションこそが一番大切だと動いてくださる先生方は、
本当に一人一人にあった教材をすぐに引っ張り出して手渡して下さる。
僕、英語が勉強したい(本当は来年からはじめる予定)という子には次の日にはプリントが用意され、『今!学びたい!』に先生もすぐに応えてくださる。

ティネケは午後から隣のクラスの子とパートナーになり勉強してきました。
他のクラスに仲間を増やし少しでも学校生活が楽しくなり、勉強が進むようにと動いて下さった先生の話を聞いて涙が出そうでした。

子供のための学校、子供のための教育、こんな大人の対応が子供達が安心して学べる環境です。
明るい顔になって、よかったよかった。




ブログのお引越し


新しいブログサービスに移行しました。

これまで15年間お世話になってきたココログさんのブログサービスの容量がいっぱいになり、

心機一転、新しいブログへ移行して写真と文章でこれから『オランダの花やさん』を綴って行くことにいたしました。

15年の間に1217の投稿をしてきたココログさんでのブログは思い出の宝物、
若い頃の気持ちや溢れんばかりの情熱は恥ずかしくて振り返ることすらできないほどですが、
どうにかこうにか、ここまでやって来ることができた大切な記録です。
こんなにありがたい文明の利器を使わせて頂いて、たくさんの方々と出会うきっかけを頂いた15年、
とても充実していました。ココログさん、どうもありがとうございました!



はじまりからずっと読者で応援してくださってる方もいてくださり、
SNSの使用が減りつつある私がこれからどうしたいかなと思うと
今日まで一緒にいて下さる皆さんとこれからもこの場で繋がりあい、
素敵なものや美しいものを、日々感じるままに分かち合っていけたら良いなと思い
これからも素直な気持ちで綴っていければと思います。

行方知らずの未来ですが、確かな歩みはここにあり、
今日ほど豊かな心に満ちた日はありません。
山あり谷ありの試練の多い人生ですが美しい花や緑、
この美しい世界を謳歌できるような日々にしていきたいものです。

これまでの15年間のブログはこちらに残せる間は残していきます。
旧ブログ『オランダの花やさん』はこちら↓
 

 oranda8783.cocolog-nifty.com



新しいブログの『読者になる』でこれからもどうぞよろしくお願いします。


 

春告草

 



冷たいグレーのお空は相変わらずの2月のオランダですが、
日が伸びてきて、森の中にはこんなに素敵な美しい人たちが咲いています!

スノードロップ(Galanthus nivalis)  和名・待雪草
春を告げる花としてヨーロッパの多くの地域に群生しています。
(こんな群生を日本で見た事なかったな〜)



なんて美しい人たちでしょう。
心も洗われるようです。